
革職人になったきっかけとこれまでの道のりは・・・
 高校卒業後はしばらくサラリーマンをやっていたのですが、何となく将来が見えてきてしまい、もともと物創りが好きだったこともあり、退職しました。
ハンドバックの製造に興味があったので、しばらくその方面の材料を扱う友人の仕事を手伝いました。その後牛革のハンドバック職人の師匠の下に3年ついて修行し、次に爬虫類革職人の故庄司正吾郎氏の下で修行・。その時にクロコダイルの加工製法を学び、独立しました。本間正宣氏とは修行時に知り合い、今でも一緒に仕事をしています。お互いを尊敬し合う、生涯の仲間です!
独立後3年は職人としてメーカーから仕事をもらい製品の加工をやっていたのですが、次第に自分で材料を革屋や金具屋から必要なだけ買って作った商品を納めるようになりました。当時は材料が小分けで手に入りやすい時代だったので、独立しやすかったのです(笑)
昔はクロコダイルがあまり注目されていなかったので、主にトカゲやカメ革を使ったバッグを造っていました。(現在、カメ革を使用することはワシントン条約で禁止されているので手がけておりません)おかげさまで次第に自分のデザインが売れるようになり、1人では間に合わなくなったので職人さんを入れて少しづつ会社を大きくしていきました。
1980年に日本がワシントン条約の締約国になってからはクロコダイルも注目され、庄司正吾郎氏からクロコダイル革加工法を学んでいた私達はいち早くクロコダイルを商品化しました。
常に技術の進化を目指しており、新しいサンプルを作る時は私自身が納得するまで試行錯誤します。そしてできたものを、職人さん達に仕事で反映してもらっています。また、爬虫類の高価な素材をどのように最大現に生かす事ができるか、常に考えています。
今後の展望は・・・
 爬虫類にこだわって36年、これ一筋にやってきました。今まではハンドバック主体でしたが、まだまだ、クロコダイルをはじめとした爬虫類革にとって生かせるグッズは沢山あるので、どんどん新しいものを提案してゆきたいです。 そこには、36年培った技術が反映される、ものづくりでありたいです。 【男の書斎】もその一つですね。
そして、若い人がこの仕事に魅力を感じ、革の仕事に携わってゆきたいと思えるような物を創りたいと思っております。
 カメの革を使用したクラシカルな形のバッグ。社長の鈴木功が昭和52年の東日本袋物工業組合創作コンクールの為に製作し、東京袋物商工協同組合理事長賞を獲得した物です。
勿論このバッグは世界に一つしかなく、使われている「カメ」の革も現在では手に入りません。
会社の歩みを見守ってきた大切なバッグです。
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